行政書士今井和寿事務所 の日記
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遺言をいつ書くか
2013.01.28
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遺言をいつ書くかについてはそのイメージから、高齢になってからとか自分の死を意識するようになってからとか、思い描かれる方が多いのではと思います。
(確かに、遺言は人生における最後の意志表示であると言われますね。)
ここで一つ気をつけなければならないことがあります。
それは、遺言を書く者の能力のことです。
自分で法律上の意志表示をするのですから、判断能力に問題がないことが必要とされているのです。
もし、遺言作成時に認知症で判断能力に支障をきたしていたとすれば、遺言の有効性でトラブルとなる可能性があります。
ですので、自分の判断能力について「今ならまだ大丈夫」と思われるぐらいの時が、ちょうど遺言を書く時期なのではと考えます。
なお、法律上は満15歳になれば、遺言を作成することができます。