行政書士今井和寿事務所 の日記
-
厳罰化で事故件数は
2019.12.03
-
道路交通法の改正が施行され、スマートフォンを操作しながら運転するといった、いわゆる「ながら運転」に対する罰則の強化が実施されたそうです。
ここでの論点は二つだと思いました。
まず、厳罰化で事故件数が減るか、ということです。
スマートフォンを操作しながら運転している人が自身で悪いと思っているかはともかく、スマートフォンの操作の停止あるいは運転の停止がないために、行われていると考えます。
ということは、強制的な手段での停止が行われないと、状況は変わらないのではと推測します。
強制的な手段ということになると、やはり警察の対応ということになりますが、厳罰化と対応強化は一致しないでしょう。
取り締まりの様子・頻度が変わらないと、やる人はやる、という状況が続くのではと考えます。
次は、上記に関連しますが、取り締まりの方法が変わるか、ということです。
スマートフォンを操作していることの確認が、警察官の目視によって行われているのであれば、正直、現代的、科学的とは思えません。
スマートフォンを操作していたことに対する取り締まりの対象となったという割合が、どのような状況なのかと考えます。
(取り締まりの現場では、操作していたしていないで、争いになることも珍しくないように思います。)
やはり、運転中はスマートフォンの操作を行えないようにするという、スマートフォン側の対応がベストだと考えます。
(技術として難しいことでしょうか?)